トランプ大統領が日本を刺激した!

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トランプ大統領が日本を刺激した!
全国勝手連連合会 副会長 上野 玄津
実業家からアメリカ大統領へ

政治経験をまったく持たず、暴言を繰り返すトランプがアメリカの大統領になったことで、世界が驚いている。

トランプは、アメリカの不動産王として知られているが、決して順風満帆で成功者になった訳ではない。過去に4回倒産し、その度に事業を復活させた経歴の持ち主である。

1970年代からオフィスビル開発やホテル、カジノ経営に乗り出し大成功を収めて、その名を世界に知らしめたトランプは、1988年から1989年にかけて最悪の窮地に陥った。巨額の債務を抱えて、カジノやホテルを倒産させ、多数の不動産を中国企業に売却するほどの打撃を受けたのである。

その後、1990年代に入ってから驚異的な復活を成し遂げ、アメリカのトップ企業ランク400社に入る業績を上げたが、2007年後半に起きたサプライム問題で再び経営難に陥り、グループ企業の中核を担う会社が連邦倒産法の申請をするほどの打撃を受けた。

その詳細は「トランプ自伝」など多数の著書で紹介されているが、いかなる困難にも諦めず知恵を絞り、度胸で壁を打ち破ってきた体験が、彼の思想とアメリカを変える情熱を育んだことは間違いない。

その人並み外れた個性と実行力にアメリカ国民は期待し、彼なら自分たちの不満を解消してくれると大統領に選んだのである。


ドナルド・ジョン・トランプ(Donald John Trump)第45代アメリカ合衆国大統領

世界は型破りのリーダーを求めている

トランプのように型破りのリーダーが登場する背景には、「今の世の中を変えたい、変えて欲しい」という国民の期待が込められているといってよい。

トランプと同様に暴言で話題になっているフィリピンのドゥテルテ大統領も、国民から圧倒的な支持を受けて登場しているが、誰もが「変えられない世の中」を変えるためには、型破りで強いリーダーが必要であるという認識は、アメリカやフィリピンだけではなく、世界的に高まりつつあるようだ。

何年経っても解決できない難題を抱え、前に進めない社会に対して辟易している人々が、いま「世の中を変える」ために、声を上げ始めたといえよう。

トランプ発言が日本を変える

トランプ大統領の登場で、日米関係は、今後、大きな変化をもたらすことは間違いない。

特に、大統領選挙の最中にトランプが発言した「日本が攻撃されれば、米国は助けに行かねばならない。だが、我々が攻撃を受けても日本は助ける必要はない。日米安保条約は不公平だ」という主張は、わが国に波紋をもたらした。

しかも、日本に対して駐留米軍の経費全額負担を求め、もし応じなければ、米軍を日本から撤退させるとまで示唆している。

わが国では、この発言が議論を呼んでいるが、戦後71年も日本の防衛をアメリカに委ねてきた事に対する”問題提起“と受け止めるべきではないだろうか。

「自分の国は自分たちで守る」のが当然であるが、その当然がまともに議論されてこなかった事にこそ問題がある。沖縄の基地問題においても、この認識を共有した上で議論をし、解決策を見出していくべきではないだろうか。

ただ、国防に関しても、また経済や社会問題に関しても、現状を打破して将来への道筋を切り開くためには、やはり型破りで馬力のあるリーダーが求められる。過去の常識に凝り固まったリーダーでは、新しい日本の方途を示し、推進していくことは無理だからである。

異質のリーダーが登場した背景

トランプはビジネスマンである。政治家としては、経験ゼロの素人である。だからこそ、アメリカでは、「これまでの政治家には期待できなかった何かを実現してくれるのではないか」と、期待する人が多い。その期待に対してトランプは「政治はビジネスのようにできる」と答えている。 

ビジネスの世界で勝者になるためには、常に過去の常識を捨て、明日の常識になる価値の創造にチャレンジしていかなければならない。世界的に有名なアメリカの経済学者ピーター・ドラッカーは、次のような言葉を残している。
「われわれは、人の手によるあらゆるものが、歳をとり、硬直化し、陳腐化し、苦しみに変わることを知っている。かくして経済と同様に社会においても、あるいは事業と同様に社会的サービスにおいても、イノベーションと起業家精神が必要となる」

このドラッカーが指摘する状況が、国際的にも国内的にも、まさに現実になっている。言うまでもなく「時代の転換期」を迎えているのだ。

そのため、政治も経済も社会も新時代に向かう新しい道づくりをしなければならない。そのリーダーに求められるのが、ピーター・ドラッカーの言葉にある「イノベーション」(革新)と、新しい価値を創造する「起業家精神」(パイオニア精神)である。

アメリカ国民の半数以上が、トランプはビジネス界で鍛えられた交渉力、常識を破る発想、チャレンジ精神を持っているに違いないと判断した。政治家としての経験や実績よりも、有能なビジネスマンの発想や実行力に期待を賭けたのである。

膠着した政治の世界に、このような異質のリーダーが登場した背景には、それを裏付ける理由がある。「需要」(期待)があったからこそ、それにふさわしい「供給」(トランプ)がなされたのである。

同じ事業家として、21歳で起業し、成功と挫折を繰り返してきた私の経験上からも、トランプが大統領選に勝ったことは、決して不思議な事ではない。むしろ、ビジネス社会で培われた事業推進力、交渉力・実行力・発想力といった能力を持つ人物が、これまで政治の世界で生かされなかった事の方が不思議である。

勝手連が日本を変える

今の世の中には、膠着して出口の見えない問題が山積みしている。

その「世の中を変える」ためには、誰かが一石を投じて問題を提起し、社会に大きなウエーブを起こす必要がある。
トランプ大統領には、賛否はともかく、その強力なパワーがある。

勝手連としては、アメリカだけではなく世界を変えるリーダーとして期待も大きいが、正しく世の中を変えて欲しいという要望も多々ある。

そのため、勝手連では、トランプを勝手に応援し、勝手に要望する「ハッピー・トランプ・ツアー」を企画している。トランプ大統領によってアメリカがどう変わるか、そして日本にどのような影響があるのかを、目で見て確かめて、わが国の方途を示す参考にしたい。

そして、わが国でも、沖縄など各地の地方自治体において、型破りで強力なリーダーシップを発揮する新時代の政治家を選出し、全国各地で”日本を元気にする“ための活動を、勝手連が主導して起こしていきたい。

いずれにしても、アメリカの新大統領トランプは日本に大きな刺激を与えてくれた。

その刺激を受けて日本がどう変わるか、市民の力でどう変えていくか。勝手連は、そのリーダーシップを発揮すべく、意を共にし、活動を共にしてくれる人々と一緒に「世の中を元気にする運動」をさらに推進していく所存である。

沖縄が世界に貢献するために

本誌でも詳しく紹介されているが、「勝手連」は沖縄・宮古島が発祥の地である。全国勝手連連合会の光永勇会長が、「政治を変え、世の中を変えよう」と新たな市民運動を提唱し、全国に一大ウエーブを巻き起こして今日に至っている。

光永会長は、宮古島の生まれだが、私は沖縄・浦添市の生まれであり、二人共、沖縄の事に関しては熱い想いがある。

それゆえ、トランプの日米安保条約に対する発言が、沖縄に与える影響には誰よりも敏感にならざるを得ない。

光永会長は、本誌で「トランプ大統領の動きとも連動した勝手連の運動を構想している。世界平和を、ここ沖縄を拠点として実現していく」、そして「世界中から注目され、集中する存在としての国際都市・海洋都市沖縄を建設する」と、沖縄における勝手連の運動方針を定めている。

私もまた光永会長と目標を共にし、沖縄を「世界平和の拠点」にすべく、ビジネス界で培った力を沖縄のために注ぎ、沖縄の未来を築いていきたいと考えている。

勝手連は、沖縄に肩入れし過ぎとの声もあるが、光永会長も副会長である私も沖縄生まれであるため、沖縄のためには一肌も二肌も脱いで貢献したいという強い気持ちを抱いている。生涯をかけて沖縄発展のために尽くすという決意がある。

全国各地で活躍されておられる勝手連の皆様方には、この点だけはご理解とご容赦をいただきたい。

ドナルド・トランプの経歴 (議会新聞社からの資料より)

ドナルド・ジョン・トランプは、アメリカ合衆国の実業家。第45代アメリカ合衆国大統領選挙に勝利。不動産業で巨富を築き「アメリカ不動産王」と呼ばれている。トランプの経歴を紹介したい。

【1946年】0歳

1946年6月14日。ニューヨーク市で生まれる。

【1953年】8歳

素行不良で通っていた学校から軍隊式の学校に転入させられる。

【1968年】23歳

ペンシルバニア大学ウォートン・スクールを卒業。父親が経営する不動産会社に入社。

【1972年】27歳

父親の不動産会社を受け継ぐ。

【1976年】31歳

コモドア・ホテルを買収してグランドハイアットホテルに改装し、成功を収める。

【1977年】32歳

1回目の結婚

【1983年】38歳 

トランプタワーを開業。

【1988年】43歳

プラザホテルを買収。

【1990年】45歳

不動産バブルが崩壊し、90億ドルの負債を抱える。

【1992年】47歳

世界最大のカジノと称された「トランプ・タージマハール」を含む3つのカジノを倒産させ、破産する。

【1992年】47歳

最初の妻と離婚。翌年、2番目の妻となる女優と再婚。

【1994年】49歳

世界的に有名なエンパイア・ステートビルを買収。

【1995」年】50歳

不動産の好景気に乗り、事業を復活させる。

【2000年】55歳

改革党から大統領選挙に出馬するも敗退。

【2001年】56歳

ニューヨークで「トランプ・ワールドタワー」を完成。同年に、民主党に参加する。

【2004年】59歳

テレビの人気番組「アプレティス」の放映開始。大衆の人気が一気に高まる。(日本の人気TV番組だった「マネーの虎」と似た発想の番組。トランプの会社でTV参加者に見習いをさせて、合格すれば入社。「お前は首だ」のセリフで話題になった)

【2004年】60歳

カジノ事業で18億ドルの負債を負い4度目の倒産、2度目の破産申請。

【2005年】61歳

現在の妻(3番目)と結婚。

【2015年】69歳

大統領選への出馬を表明。

【2016年】70歳

ヒラリークリントンを破り、大統領選に勝利する。

TEL 03(6892)0015 [総本部代表]

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