『100 本の映画作り』に向かって

出演:大林素子・山田親太朗・岸田敏志 ・中村繁之・ローバー美々・仲雅美 ・安達由里/全エピソード出演総数 82 名(敬称略)/特別出演:大倉 正之助氏(能楽師)

光永会長の映画の原点は︑高校時代に仲間と作った「おのころ島正伝」である。映画や芸能の力は、社会を変え得ると直感し、「一般財団法人・日本映像文化振興協会」や「勝手連芸能協会」を立ち上げ、前進中。「光永会長ムービースター!?」と言われ、昨年は、縁あって田中壱征監督の切なる要望により、「職人魂」をテーマにしたオムニバス映画の1作『絆』に出演。「長年の想い」を映画を通して世界に発信することになった。『絆』の題字は、河村建夫衆議院議院運営委員長に書いて頂いた。

この『絆』への田中壱征監督の想いは、

『最近、「職人魂」という言葉をあまり聞くことがなくなってしまいました。大工・左官・庭師・建具・畳・瓦・竹芸・漆・塗装・硝子・目立て・箪笥など、腕っぷし勝負の世界なのに、残念に思います。今年私は左官職人と交流することがあり、現状を直接聞いてみました。すると、意外な言葉が。「給料が安い」「朝早起き」「仕事に誇りが持てない」で、若い衆がどんどん辞めて行くと。奥さんや彼女までが、職人という仕事を軽視してしまっている。私は思います。スーツ着て頑張っている人間だけが、認められる時代は、絶対におかしいと。

戦前・戦後の職人は違いました。「おれたちで、日本を創り上げる!」という熱い魂。東京タワーが、良い例です。個人(前田氏)が資産を投げ打って、兵器や鉄くずを集め、鉄鋼材を作る所から始まりました。アメリカ軍が朝鮮戦争で使用していた戦車が、東京タワーの原料(鉄鋼)となりました。戦後焼け野原の東京は、絶望そのものでした。でも、『大和魂』で、皆が立ち上がったのです。

「もう一回、最初から頑張ってみようよ!」日本人は死にもの狂いで必死に生活を立て直しました。必死に住まいと食べ物を確保しました。必死に家族を支えました。必死に、皆で支え合い、生きました。そして、次第に、東京の焼け野原だった平地に、お店や家が一つずつ建っていったのです。そして、命知らずの職人たちが、「世界一の塔を作るぞ!」と、1957年9月日から東京タワー作りがスタートしました。日給は、たったの500円。でも、「おれたちが日本を作るんだ!!」と、その気持ちだけが、職人魂を奮い立たせたのです。クレーンもない時代なので、ウインチで皆で一つ一つ積み上げて、組み立てて行きました。543日間の苦闘を経て、1958年12月23日に東京タワーは完成したのです!!東京タワーが、日本人皆が前向きに生きる「大きな象徴」となったのです。世界からは、「奇跡の復興」と騒がれる度に、日本中も、職人たちも、誇らしく喜び合いました。

私は、大正3年生まれの戦争を経験した祖父と、東京大空襲から逃げて生き残れた祖母に育てられたため、この時代の話は、耳が痛くなる程、幼い頃から、たくさん聞かされて来ました。なので、私にとって、「職人」は、尊敬の対象そのもの!!以上の想いが溢れ、今回、一本の映画を制作しようと私自身、決断させて頂きました。

映画「TokyoLoss・・・絆」では、今を生きる職人たちの思い。そして、熱い職人魂と技術を命をかけても残して行こうとする職人の先輩たちの思い。そして、支える家族。最後に、子どもが素直に感じる笑顔そのものを、この作品を通して、ご覧頂けたらと思います。出演は、芸能30周年を迎える中村繁之さん。続いて、渡る世間で鬼ばかりのレギュラー大御所俳優の岸田敏志さん。そして、この度、光永勇会長にも、友情出演をして頂きました。乞うご期待、楽しみにして頂けたらと存じます。

これからも、「ニッポンを大事に出来る作品」を創って参りますので、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。「日本魂」は、決して捨てたもんじゃありません!!「日本に生まれて、本当に本当に良かった」って・・・。』

~映画監督田中壱征~

光永会長は、2007年7月に勝手連36周年記念大会で、『戦後の象徴・東京タワー』を会場に、「祖国日本ありがとう!」と、3625名を大集結させて、シンポジウムを行い、「東京タワーを残そう」という運動を行っていました。そこで、映像文化振興協会(会長 : 光永勇)に、応援して欲しいと要請があり、田中壱征監督と意気投合し、一緒に映画作りをと、話が進んだ。この『絆』の作品で、「高齢化社会」「親子の問題」「技術の伝承」等、身近な問題として描かれています。

この社会性のある問題について、映画を通して、真剣に考えるきっかけになると、田中壱征監督と、光永会長は、考えています。

更なる『勝手連との絆』を深めて頂ける事を願い、ついに初のお披露目、上映会が開催され、主演舞台挨拶やトークショーが行われました。

国会、永田町で、河村建夫衆議院議院運営委員長に映画完成の報告をする田中壱征監督

勝手連本部にて、光永会長より紹介を受ける田中壱征監督


映画「TokyoLoss」では、「国際都市Tokyoで失うものは現実にたくさんある。愛情、絆、友情、自信、勇気、笑顔、孤独、存在感……どうして、苦しいんだろう。ひとりひとり、何かしらを背負って、必死に必死に生きている。でも頑張っていれば、必ず拾う神は出てくる!!1%の可能性を思いきって信じてみたら、これから新しい笑顔がいっぱいやって来るから……生きてるってやっぱり素敵だなあ」と多くの想いが込められた上映会になることを期待する。

撮影現場で、『おやっさん役』を演じる光永会長と田中壱征監督

【0.1%の可能性】主演の山田親太朗氏に演技の演出をする田中壱征監督

撮影現場、(右)ディレクターの水町氏、(左)カメラマンの道川氏

【絆】暖かみのある演技が魅力の社長役・岸田敏志氏と味わいのある演技光永会長

【絆】中村繁之氏演じる左官職人の中田家の食卓風景・光永会長

【0.1%の可能性】主役の祖母役・安井ひろみ氏(左)と商店街の皆さん

TEL 03(6892)0015 [統括本部代表]

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